Matzが教授になったらしい
Matzが教授になったと聞いて。
島根大学は2009年10月15日,Rubyの開発者まつもとゆきひろ氏が同大学の客員教授に就任したと発表した。まつもと氏はすでに同大学の研究員となっており,学生教育も行う。
まつもとゆきひろ氏は2008年7月から島根大学プロジェクト研究推進機構特定研究部門「オープンソース・ソフトウェアの安定化とビジネスモデルの構築に関する研究」の研究員として「オープンソースの安定化・高度化,開発の生産性の計測」の研究にあたっていた。
客員教授の任期は2009年4月から2010年3月まで。共通教養科目の「Rubyプログラミング」および「情報と地域」の授業で学生教育を行う。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091016/338915/
まつもと教授……教授……どことなくシュール。でも教師には向いている人柄だと思う。本人から直接Rubyの講義を受けたら面白いだろうなあ。
教育分野でもRuby?
授業でRubyを使うのか。そういえば、東大教養学部のプログラミング科目では、Rubyを採用しているという話。
このケースでは何か言語を教えることが目的ではなく、計算機の基礎概念を教える道具として言語を使ったのだとか。そういった状況で使われるプログラミング言語には
- 対話環境がある
- インストールが簡単(家でも使える)
- 日本語情報が多い
- 記述が簡単
という要求があったと。なるほどRubyなら条件に合う。
あと、本題とあまり関係ない記述を省くことで、本質に集中できるのは重要なことだと思う。例えばテキストデータから入力値を渡すような場合、Ruby(というかスクリプト系言語)なら相当簡潔になる。
# Ruby str = File.open("test.txt").read
本題は入力値を処理するアルゴリズムにあるはずで、入出力の細部はどうでもいい。
まとめ
- まつもと教授
- 教育分野でも(使い方によっては)Rubyは有効らしい。