マクロスFの劇場版を見てきた

マクロスシリーズ第一作の『超時空要塞マクロス』というと、SFと見せかけて実はベタベタなラブコメだったような。いや、ちゃんとSFもしてるんだけどさ。

面白かった。原作アニメを凝縮・再構成してあるので、各話の良いシーンが詰まってる。かといって総集編でもないので、展開に飽きることもない。

CGを含めた映像の進歩が著しい*1。若かりし日のGONZOが頑張った『青の6号』あたりと比べれば一目瞭然*2。”なんか浮いている”とでも言うべきGC独特の違和感がほとんどなくなり、むしろ華々しい印象を受ける。シェリルのライブシーンは圧巻だった。

いわゆる納豆ミサイルとか、ダイダロスアタックとか、劇場版になっても相変わらず、元祖マクロスを彷彿とさせる描写が随所に残っているのも嬉しい。

前後編に分割されちゃうのがなあ。長く楽しめて嬉しいような、後編を待ってる間に熱が冷めてしまいそうな、もどかしい。

劇場版で再構成+αが流行り?

エヴァの新劇場版や、グレンラガンの劇場版のように、原作の週一アニメを劇場で再構成するパターンが流行みたい。

まあエヴァはちょっと違う気もする(序はともかく破はほとんど完全なリメイクだ)けど、マクロスFグレンラガン東のエデン、なんかまだあった気がするけど興味があるのはこれぐらい。どれも、劇場版で原作を再構成・補完している点が共通している。

実際見た限りでは、どれも面白いと思う。外れがない。見に行くのは原作ファンが中心だろうから(自分を含めて)評判がいいのはむしろ当然として、その辺を割り引いても良質に仕上がっている気がする。

偶然だろうか? それとも何か理由があるのか。

*1:今更それを言うかというレベルの話だけど

*2:まあOVAと映画を単純比較するのは不公平かもしれない